リバースモーゲージ

リバースモーゲージ利用者向けの保険とは?内容や条件などを詳しく解説

2022年6月14日

リバースモーゲージは、自宅を担保にして借り入れを行う融資形態で、元金の返済は契約者が亡くなられた後でよいことが一番の特徴です。生前は利息分を返済するだけでよく、元金は相続人が契約者の自宅を売却するなどの方法で返済します。このリバースモーゲージを利用する人向けに保険商品ができたのをご存じでしょうか。金融機関と保険会社がタッグを組み、より安心して生活できる保険を提供しています。その内容や条件を詳しく解説します。

リバースモーゲージ利用者向けの保険とは

リバースモーゲージ利用者向けの保険とは、リバースモーゲージの契約者が事故や怪我、思わぬトラブルに巻き込まれたときに、損害賠償や弁護士費用の補償をしてくれる保険です。2022年1月現在、この保険をつけてくれる金融機関はまだまだ少ないですが、対象となる金融機関では、リバースモーゲージの契約をすると同時に自動で加入する付帯保険として展開しています。

リバースモーゲージは、高齢者向けの融資商品です。どの金融機関においても、契約可能となる年齢を50歳~60歳以上のシニアからとしています。シニアの生活には、シニアならではのリスクが潜んでいます。例えば交通事故。高齢者が運転する車で事故が起こったというニュースを、見聞きする機会が多くなりました。多くのシニアが「明日は我が身かも。でも、運転しないと生活が困難に」と不安を抱えながら日々を送っています。

また、電話詐欺やネット通販詐欺などの詐欺被害のターゲットとしても、シニア層は狙われやすいといえるでしょう。どんなに社会全体が警鐘を鳴らしても、コロナ渦など世の中の状況を巧みに利用して高齢者を騙す詐欺被害はなかなかなくなりません。

リバースモーゲージの付帯保険は、交通事故に遭ったり、特殊詐欺などに遭ったりするなどといった、シニア層の日常生活におけるリスクに備える保険です。融資によって金銭的な安心を得ながら、付帯保険によって精神的な安心も得ることができます。

リバースモーゲージ利用者向けの保険の仕組み

リバースモーゲージ利用者向けの保険の仕組みは、以下の通りです。まだまだ取り扱い数が少ないのが現状ですが、他の金融機関などでも、今後独自の付帯保険が誕生する可能性があります。

死亡後遺障害保険金

自動車との接触や衝突による交通事故で亡くなったり、後遺障害が残ったりしたときに、保険金が下ります。

個人賠償責任補償

例えば自らの運転する車で他人に怪我を負わせるなど、日常生活における偶発的な事故に対して保険金が下ります。財産を壊したり、盗まれたり、また線路立ち入りで電車を運行不能にさせた場合も同様です。

弁護士費用総合補償

「死亡後遺障害保険金」「個人賠償責任補償」に該当するトラブルについて、弁護士費用が補償されます。ネット通販詐欺などの被害者担ったときの法律相談費用などについても同様です。

リバースモーゲージ利用者向けの保険のメリット

リバースモーゲージ利用者向けの保険のメリットは、主に以下の3つです。

利用者の保険料負担がない

リバースモーゲージの利用者であれば、保険料の負担はありません。他の類似保険を解約すれば、節約につながります。

本人だけでなく配偶者や同居親族も使える

個人賠償責任補償については、配偶者や同居親族、別居している未婚の子などでも使うことが可能になります。トラブルが起きるのは契約者本人だけとは限らないため、嬉しい仕組みです。

自動付帯なので加入の手間がない

リバースモーゲージの契約を結ぶと同時に、自動的に付帯される保険なので、入り忘れがありません。

リバースモーゲージを利用する際の注意点

以上のように、負担額なしで入れる保険がついたリバースモーゲージはとてもおトクですが、注意点もあります。以下の3つを頭に留めておきましょう。

保険がついていない商品の方が多い

紹介したような保険つきのリバースモーゲージは、まだまだ一般的ではありません。気になったリバースモーゲージ商品に保険がついておらず、「老後の安心のために保険にも入っておきたい」と考えた場合には、追加で保険に加入できないか、金融機関の担当者に尋ねてみましょう。

金融機関によって対象エリアや年齢などの条件が違う

リバースモーゲージを扱っている金融機関はたくさんありますが、それぞれ対象エリアが違います。大手銀行は都市部を中心にエリアを設定しており、地方銀行や信用金庫は拠点内を基本エリアとしている場合が多いです。

また、対象年齢を「50歳から」としているところもあれば、「60歳から」としているところもあります。自分が使えるリバースモーゲージ商品を探すなら、まずは「エリア」と「対象年齢」で絞ってみましょう。

自宅の評価額によって借り入れできる金額が変わってくる

どの金融機関も、リバースモーゲージの借入最大限度額を設定しています。「1億円まで」「5000万円まで」など、最大限度額は金融機関によって違いますが、誰でも最大限度額まで借り入れが可能なわけではありません。自宅の評価額の5割から6割程度で、個別に限度額が設定されるのが基本です。

よって、リバースモーゲージを利用したいと考えたら、まずは自宅の評価額を知り、そこからどのくらいの金額が融資可能かをざっくり算出しておきましょう。もちろん、各金融機関へリバースモーゲージの相談に行き、そこで査定を依頼するということも可能です。

まとめ

以上、リバースモーゲージ利用者向けの保険について解説しました。現在取り扱いがない金融機関でも、今後独自の付帯保険が誕生する可能性があります。金銭上の安心も、精神的な安心も、両方欲しいという人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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