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終活とは?終活をするための準備方法やいつから始めるのかなどやり方を解説

2021年1月10日 (2021年5月10日更新)

終活とは、自分が病気で倒れたり、亡くなってしまったりしたときに家族が困らないよう、また自分の希望通りの介護や医療、葬儀、相続などが叶えられるように準備や整理をしておくことです。エンディングノートを書いたり、遺言書を作成したりして、家族に示しておきます。身の回りの不用品を処分したりして身辺整理するのも、終活の一つです。終活のメリットや始める時期、具体的な方法について解説します。

終活とは

終活とは、自分の死後に向けた活動全般を指します。「終活」という言葉が生まれたのは2010年のことで、週刊誌で組まれた特集記事が発端でした。

それまでは、生きているうちから死後について準備をするのは縁起が悪いといった風潮がありました。しかし高齢社会に突入し、「葬儀代が高すぎる」「お墓が高くて買えない」「希望する介護施設が混んでいて入居できない」といった問題が大きく取り上げられるようになってから、「介護や葬儀で困らないよう、生きて元気なうちに準備をしておこう」という機運が高まってきたのです。ちょうど人口の多い団塊世代が60代に差し掛かったことも、終活が広まった大きな要因でした。

終活の目的は、自らの死後「家族が困らないようにすること」と「自分の希望がかなえられること」の2つです。家族が困らないようにするために、自分に何かあったときのための連絡先をリストアップしたり、財産目録を作ったり、家の中の不用品を処分したりしておきます。自分の希望が叶えられるように、葬儀社を決めておいたり、墓を買っておいたり、遺言書を書いたりしておきます。

終活をするメリット

終活をするメリットは、以下の3つです。

死後も自分の意志を遂行できる

例えば葬儀は「お世話になった人みんなを呼んでお礼をしたい」「家族だけでひっそりと行いたい」など、人によって希望は様さまざまです。エンディングノートなどによって希望を残しておけば、死後も自分の意志を全うできます。

家族が安心する

お墓を買っておく、財産を整理しておくなどすれば、死後、家族に負担をかけずに済みます。また、生前に希望するプランで葬儀社と契約を結んでおけば、家族は「本人の希望通りに送ってあげられる」と安心します。

今後の自分の生き方を考えるきっかけになる

終活の一環として、生前整理があります。ものごとの用、不用を決め、生活をサイズダウンさせる生前整理は、自分のこれまでの人生を振り返る作業です。自分の来し方に思いを巡らせていると、「今後、どう生きていきたいか」もおのずと考えることになります。いっそう味わい深い人生を送っていくためにも、必要な時間といえるでしょう。

終活をはじめる時期と準備

終活を始める時期は、人によってさまざまですが、健康なうちから始めるのがベストです。気になる介護施設や葬儀社、霊園などへ見学に出かけるのは、健康でなければできません。また、家財の処分なども必要となる生前整理は、気力と体力が大事です。60代後半、あるいは70代に差し掛かったら、準備を始めたほうがいいでしょう。

終活を始めるまでに、老後資金を確保しておきましょう。死後のことをしっかり準備できたとしても、生きている間に資金が尽きてしまえば、元も子もありません。

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生活費をシミュレーションしてみましょう。今後の生活は、年金だけでやりくりできるでしょうか、それとも働くことが必要でしょうか。借り入れを行うという方法もあります。例えば、自宅を担保として生活資金を借り入れる「リバースモーゲージ」は、自分の死後、相続人により自宅を売却して返済を終了させることも可能なため空き家対策にもつながり、終活の一環としても注目されています。

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終活の始め方と方法

終活は、以下のように行いましょう。エンディングノートを手に入れたら、あとは自分が取り組みやすいことから始めます。

エンディングノートを入手する

まずはエンディングノートを手に入れましょう。エンディングノートとは、介護や医療、葬儀、墓、相続の希望などをしたためておくノートです。終活でやるべきことが全て詰まっています。市販でたくさんの種類が出ているため、実際に手にとって、書きやすいと感じるものを購入するのがおすすめです。

連絡先リストを作る

連絡先リストは、あなたが突然倒れたときに役立ちます。「倒れたとき、すぐに知られて欲しい親戚」や「葬儀に読んで欲しい人」などに分けてリスト化しておくと、のちに家族が活用できて便利です。

生前整理を行う

あなたが亡くなったとき、大量の家財を処分しなければならないとしたら、家族は困ってしまいます。身体が自由に動くうちに、不用品の仕分けをしたり、使っていない家財を処分したりしておきましょう。家が整理されると高齢者にも住みやすい住居となり、一石二鳥です。

財産をリストアップする

どの銀行にいくら預けているか、どんな保険に入っていて満期はいくらか、ローンはどれほど残っているかなど、財産情報は本人が把握するのも大変です。残された人が一から調べるとなると、大変な苦労が予想されます。全財産をリストアップし、負の財産については、なるべく早いうちに返済をしておきましょう。

気になる介護施設や葬儀場、霊園を見に行く

認知症になり介護が必要になったらどんな施設に入りたいか、どんな葬儀がいいか、どんなお墓に入りたいか。言い残しておくのは大事ですが、できればより具体的に示しておきたいものです。気になる施設や葬儀場があったら見学に行きましょう。そして、介護施設は難しいですが、葬儀場は「ここが良い」と感じたら、見積もりをもらって生前契約するのがおすすめです。葬儀代金は、前もって準備しておきます。お墓も、できれば買っておきましょう。

遺言書を作成する

エンディングノートに書いたことには、法的効力がありません。自分が思い描く通りの相続にするために、遺言書を作成しましょう。法的に効力を有する自筆証書遺言や公正証書遺言を作成するのがおすすめです。

まとめ:終活はアクティブに動けるうちから!

終活の内容がお分かりいただけたでしょうか。たくさんのことをこなさなければならないため、なるべく健康で、アクティブに動けるうちから活動するのがポイントになります。

元気な状態で自分の死後を考えるのは難しいかもしれません。そんなときは、生死にかかわらず「自分が突然倒れたら」どうなるかをイメージしながら終活を進めましょう。老いや病気の進行に関わらず、事故や発作などで「突然倒れる」ことは誰の身にも起こりえます。

自分が突然倒れたら、関係者への連絡は誰がするのか。電気や水道などの各種支払いはどうなるのか。意識がなく回復の余地もないとしたら、どんな医療を望むのか――。そのように想像を巡らせながら、自分なりの終活を行いましょう。

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