財務情報Financial information
当事業年度の事業の状況
当会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続くものの、回復基調を維持しておりますが、ウクライナ情勢による資源価格の高騰や米欧の金利上昇など先行き景気には十分留意する必要があります。
当社の属する不動産及び金融業界におきましては、コロナ禍の影響により新しい生活様式への対応が求められる中、高齢者世帯の資金ニーズによるリバースモーゲージ他への関心は高まりを見せ、日銀の金融緩和政策継続も背景に、事業環境はおおむね良好に推移いたしました。このような経済環境の下、グループの強みである全国ネットワークの査定力、販売力を活かし、不動産の活用により、顧客の様々な資金ニーズに柔軟に対応することで、家計や企業の資金繰りを支えてまいりました。特にリバースモーゲージ保証事業では、提携金融機関の新規開拓や金融機関との連携強化による需要喚起を図りました。
この結果、当事業年度の営業収益は767,557 千円(前事業年度比 70.1%)、営業利益は128,320 千円(同174.8%)、経常利益は131,572 千円(同170.4%)、当期純利益は82,367 千円(同172.1%)となりました。
貸出・借入・預金残高の推移
当事業年度中に所要資金として、金融機関より短期借入金700,000 千円、長期借入金140,000 千円の借入をしております。
また、事業資金の効率的な調達を行うため、取引銀行2 行と総額200,000 千円の当座貸越契約を締結しております。この契約に基づく当事業年度末における借入未実行残高はありません。
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